
【体は器】
旦那氏の誕生日を祝うため、温泉旅館に泊まってきました。
他のお客さんも、少なく外は雪で静まりかえっていたので温泉に浸かりながら
ふと、瞑想状態に。
みなさんは死ぬ。ということが怖いでしょうか?
私も、幼少期から無という感覚が怖くて泣いていたこともありました。
セラピストになっている理由も、もしかしたら幼少期のその死ぬことへの恐怖などからきているのではないかな
っと、思っています。
アーユルヴェーダでも、体は器と考えており。
死ぬということは、魂が肉体から体が離れていくことと言われています。
なので、私たちの肉体はなくなっても、魂のいうのは永遠に残り続けるというものです。
ヒンドゥー教の考えでもありますが、仏教でもそう考えられますよね。
あまり、前世や後世などを私は気にしたりはしたことはありませんが。
魂というのは、アートマンと言われ
その存在はぶれずにただただ存在していて、自分がどんなにてんわやんわしていても
内の中に、ぶれずに存在してくれてるものがあるっというのはなんだか心強かったりします。
例えば、前世があるとして。
前世の私が、後世に残そうとした気持ちや考えがあるとしたら。
それが、私たちの魂に記憶され。
直感的にやりたい事などを導いてくれてると思います。
なので、自分の気持ちに素直になったり、やりたい事をするというのは、生きる上の使命にもなったりするので、人生が開きやすくなりますし、自然にことが進みやすいのです。
また嫌なこと、心の内ではやりたくない事、ネガティブな感情を長く持ち続けると病気になるなどもよくある話ですが
それも、問題に気づかせるためではないだろうか、と私は感じます。
なので、アーユルヴェーダの治療でもその方の普段感じやすい感情を知ることが治療の鍵となったりするんです。
それが根本的な病気の改善とも言えますよね。
また、人間の体の中は小宇宙といわれたり。
自分自身が、神様という存在という話もあります。
インドでは胃にあるアグニ(消化の火)を神様と捉えて、食事はお供えをするようにとる。
っという考えもあります。
自分の肉体は、神聖なもの。
だと考えると、なんだかただ病気になりたくない!とか、妊娠したい!とかで起こる健康意識というものより
神聖な体を、神様のように丁寧に扱う
という方が、気持ち的に食事を気をつけようと思ったりしやすいかもしれませんし、ストレスを感じにくくなるのではないかと思います。
特に女性は、妊娠をすると体に2つの魂がいる状態にもなります。
それは、受精をしたときに、アートマン(魂)がくっついてはじめて命ができるという考えです。
卵子も精子も、ただの物質でしかないのです。
なので、特に問題がないとされていても、なかなか妊娠できないケースは多いですが、
アートマンがいないといけない。と考えると、生命誕生にもタイミングがあったりしますし。
インド占星術では、生まれた日時で運命が決まるといわれています。
そのタイミングがあるとしたら、、
女性や男性の体のせいで。
といって、気を落とし過ぎたり、心を病みすぎず。
自分におりてくるアートマンは、もしかしたらまだ今世生きてるかもしれない。など、状況は様々です。
ただそれをひたすらに待ち続けるというよりは
後回しにしていた自分のための行動、感情、妊活の他に向き合う必要のある課題などを
見つめ直す、自分のアートマンと向き合う時間が必要なのかなと思います。
魂レベルで考えると、じぶんがどうもがいても結果がでないことが多くあるのも当然。
努力や習慣で、どうにかできるカルマもありますし。
どうにもできないカルマもあります。
苦しいときや、辛い時は逃げずに
自分の奥の奥にいる魂に耳を傾けてみてください。
それが、ヨガであったり、シロダーラで感じる瞑想であったり、色々あります。
コントロールできないこと、生まれつきの体質、病気を受け入れる。
体が器だと感じ、様々執着から手を離すということは
勇気がいることでもなんでもありません。
ただスッと、ふに落ちていくのです🙏🏻
アーユルヴェーダは、自分自身を否定するための知恵ではありません。
自分自身を受け入れ、認め、そこからバランスを整え長く多くの経験を重ねるための、幸せに生きるための知恵です。
痩せたい、可愛くなりたい、死にたくない、もっともっと今無いものが欲しい!という気持ちもよくわかりますが
まずは自分を知って見つめてあげることで、その先にその執着はどうでもよかったことになります。
私もまだまだですが、いろいろな経験や悩み、辛さを通して、少しずつ自然にふに落ちる物に出会い、探していけばいいと思います。😊
昔の人たちが残してくれた、芯をついたその知恵はどの時代でも変わりません。
みなさんが、今ある器を大切に✨幸せになれますように😊